淡水生態研究所について
ABOUT US

 

ごあいさつ

カメ大好き、自然大好きな仲間が集まって、持続的に生態系や生物多様性の保全につながる活動をすることを目的に、一般社団法人・淡水生態研究所を立ち上げました。
これまでそれぞれのメンバーが、河川や湖沼の淡水ガメをメインとした調査研究や在来種の保全と外来種の防除、生物多様性に関する啓発(講演会講師など)など、多彩な活動をしてきました。在来種のニホンイシガメは、開発や外来種の影響、商業捕獲などにより、近年その数を減らし、2012年に準絶滅危惧種としてレッドデータブックに掲載されました。一方、外来種のアカミミガメは、生態系や農業・水産業に悪影響を及ぼすまでに数を増やし、2023年にはアメリカザリガニとともに特定外来生物に指定される予定です。ここまで増えた外来種を根絶するのは至難のわざであり、長期間にわたって防除を続け低密度に管理して被害を押さえていく必要があります。
私たちは、地域の宝である生態系や景観を守りたい、外来種をなんとかしたいという地域の皆様の思いに応えて、啓発や生物調査、外来種の防除などを幅広く展開していきたいと考えています。さらに、そうした地域の宝を地域の皆様の手で守り、後世に引き継いでいけるよう、お手伝いしたいと思っています。
身近な自然や外来種のことでお困りごと、ご相談があれば、お気軽にご連絡ください。

一般社団法人・淡水生態研究所  代表理事 多田哲子

法人概要

役員紹介


PROFILE


プロフィール

代表理事 多田 哲子(ただ のりこ)
1957年11月7日 大阪府大阪市生まれ、小3で三重県伊勢市に転居。
大阪府立大学農学部獣医学科を卒業後、京都府入庁(福知山保健所、向陽保健所を経て、保健環境研究所)。
1998年からカメを研究対象に、環境毒性学、生理学、繁殖学、生態学など、さまざまなアプローチで研究を続けています。
研究業績などで2018年に「全国環境研究所協議会長表彰」を受賞。
獣医師・獣医学博士


MESSAGE


メッセージ

1998年に内分泌化学物質(環境ホルモン)の研究をスタート。研究対象動物にクサガメを選んだときから、カメとのおつきあいが始まりました。それ以前は獣医師でありながら、カメは甲羅を脱げるものと思っていたほどのカメ音痴。以来、カメとかかわり続けるためにさまざまにテーマを変えて研究してきましたが、すればするほど外来種問題の深刻さを痛感し、2015年からは、研究テーマを外来種問題にシフトしています。カメで博士号も取得できたので、カメに恩返しをと考えています。



PROFILE


プロフィール

理事 西堀 智子(にしぼり ともこ)
1961年5月29日、滋賀県近江八幡市生まれ
大学卒業後、(株)西武百貨店関西~ECC予備校・進学塾を経て、1997年より現在まで梅花女子大学非常勤講師。
2005年より和亀保護の会会長。
2010年より現在まで大阪市立大学大学院(現大阪公立大学)研究補佐。2022年より「滋賀県野生動植物との共生に関する検討会」委員。
カメネットワークジャパン理事、千葉県ニホンイシガメ保護対策協議会委員


MESSAGE


メッセージ

大学を卒業した年に、スーパーで売っていたイシガメとクサガメを飼育しはじめ、カメにはまりました(その時のカメたちは今も存命)。姫路市立水族館で故栃本敬良氏から東京の爬虫両生類情報交換会の会誌をいただき、入会。南房総のイシガメ観察会に参加して故千石正一氏や矢部隆氏などからカメ類の野外調査のノウハウを学びました。2004年に和亀保護の会を立ち上げ、代表として大正川(大阪)と東播磨(兵庫)のため池を中心に行政・市民を巻き込んで在来種のカメ類の保全活動を開始。和亀保護の会として2007年に「日本水環境学会関西支部表彰(社会・文化賞)」を2021年に「おおさか環境賞協働賞」を受賞。



PROFILE


プロフィール

理事 久米 卓美(くめ たくみ)
1961年1月22日 兵庫県洲本市生まれ
2004年~ 和亀保護の会で活動中


MESSAGE


メッセージ

小学生だった娘が飼い始めた2匹のクサガメがきっかけで母娘ともにすっかりカメにハマってしまいました。「カメのために何かしたい」と川の清掃活動に参加することになり、そのご縁で2004年和亀保護の会の立ち上げに参加しました。捕獲調査、外来種駆除、清掃活動、地域の方達(水利組合の方など)との交流などを通して普段の生活では得られないたくさんの事を学びながら活動しています。



PROFILE


プロフィール

理事 網本 壮一郎(あみもと そういちろう)
1993年9月28日 岡山県笠岡市生まれ
2018年 筑波大学大学院を修了し、京都市役所勤務。


MESSAGE


メッセージ

子供の頃にクサガメの幼体をペットとして飼い始めたことをきっかけにカメの魅力に惹かれ、学生時代にはカメを対象に研究。社会人になってからも様々な種類のカメ達と生活しつつ、野外ではカメラ片手にカメウォッチングを趣味にしています。在来カメ類の危機的な状況や外来種問題などを踏まえ、これまでカメの歩んできた道を大切に、彼らと私達のこれから先の未来のために活動しています。


定款

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